今日は駒場で授業。
藤森先生の建築史でした。
前回は昔の建築工法、製材や芝棟などの話がメインでしたが、今回は宗教系。
精霊信仰から太陽神信仰に至る流れの中でどう建築が成立してきたかを、竪穴式住居から伊勢神宮、トルコのアタルヒュック遺跡まで、いろんな例とともに見ていく講義でした。
話が縦横無尽で実に面白かったです。
雨が降ってる。
昼夜逆転したヒキコモリなので、外から聞こえる音でしかわからないのだけど。
雨といえば、僕はちょっとの雨なら傘はささない方だ。
土砂降りの時は別だけど、傘の下にいるときのあの窮屈な感じがいやだ。
たぶん閉所恐怖症気味なんだと思う。
手塚治の「火の鳥」宇宙篇に出てくるような救命ポッドは、想像しただけでゾッとする。
狭いところに入るのはいいのだけど、そこから出られない、という状況がいやなんだと思う。
カプセルホテルというものも、生まれてこのかた泊まったことがない。
カプセルといえば、黒川紀章の中銀カプセルタワー が老朽化で建て替えになるらしい。
銀座の外れのほうにある、立方体をいくつもくっつけた、積み木のようなビル。
70年代始めにメタボリズム(新陳代謝)という建築のムーブメントのもとに建てられたもので、工場で作った居住ユニットを交換することで、建物が生き物のように代謝するのだとか。
見かけるたびに、よく現実に作ったなぁと感心していた。
長野・新潟県境の集落孤立 このニュースの写真を見て、「お、何の模型だろ??」と思った僕は病んでるのでしょうか? どうして建築模型って白いんでしょうか?? 【追記】 リンク切れしています。 切れる前のリンク先にあった写真は、真っ白な雪景色に雪をかぶってこれまた真っ白になった家が建っている、というものでした。 ニュース記事にリンクをはるのは気をつけないといけませんね。
日本の建築家占い・・・。 先輩から廻ってきたのでやってみました。
以下結果。

『占いの結果 しゅうへいさんは千葉学 建築家です! ・ 千葉学さんのあなたは、実直で義理人情に厚いタイプです。他人から受けた恩はきっちり返しますし、困っている人がいれば手を差しのべずにいられません。しかし異性好きの一面も持っていて、好きになった異性に対しては見境なしに何人でも、パートナーがいても猛烈にアタックしてしまうため、異性のトラブルには気をつけましょう。あなたにとっては、人との調和をとったり、お互いに楽しく気分良く過ごせることが、何より大切なのです。また、さっぱりした気性ですから、気に入らないことがあっても根に持つことはありません。どんな環境にも順応できる、たくましさと適応力を持っています。 ・ しゅうへいさんはカモミールを育てると幸せになれるでしょう。』
だそうです。
千葉さん。
授業登録してるんだけど、まだ見たことありません。
しかし、なんだかそんなに中ってないような気がするなぁ。
異性とのトラブルにでも巻き込まれてみたいです。
後のほうはもしかしたら中っているのかもしれません。
ちょっと関係ないけど、今年の夏の研究室旅行で北海道の釧路に行った時に、釧路出身の建築家・毛綱きこうさんに似てるって言われました。
その時はあんまりピンと来なかったけど、今日画像検索してみてちょっと納得。
右側の人です。
そのころは人生最重記録を更新中で、80の大台に乗っていたので・・・。

前に書いた、白い紙でオブジェを作って詩を読む演習の講評会。
まずは屋上で。
天気は青空だったり、雲が少しかかったり、日が傾いてきたり、強い風が吹いたり。
短い時間の中でも、空からの光はめまぐるしく変わっていく。
そして場所を灯りを落とした室内に場所を移し、ろうそくの明かりと共に詩を読む。
ろうそくに照らされるオブジェを見つめながら、詩に耳を傾ける。
なんだか別の世界のよう。
蛍光灯の下では聞いていられないような詩も、その世界の中では違和感がない。
言葉にちからが漲っている。
太陽の下では白い紙の塊だったものが、ろうそくの灯りで色づき、炎の揺れとともに蠢く。
いいもの見せてもらった。
いいもの聴かせてもらった。
作業する時間がなくて投げ出しそうになったけど、リタイアしないでよかったです。
【追記】
講評会のあと、この授業は切りました・・・。
今日はとなりの建築学科の演習授業に行ってみました。
先生は二人で、それぞれ照明デザイナーさんと家具デザイナーさん。
第一回目の課題は、白い紙を使って「白のグラデーション」の美しいオブジェを作れ、というもの。
講評会では、作ってきたオブジェをまず自然光の下で鑑賞し、その後暗室で蝋燭の灯りで鑑賞。
そして100字以内の詩を朗読。
・・・。
蝋燭の灯りで詩の朗読・・・。
まるでポエット・リーディングですね。
しかもこれから毎週発表のたびに、詩の朗読をするそうです。
年末には立派な詩人になってるかも。

スペイン生まれで50年代からメキシコで活躍した建築構造家、フェリックス・キャンデラの作品集。
合理的な構造が外観だけでなく内部空間の質を豊かにするという、その王道っぷりに感激。
とりあえず四角っぽい箱を作っちゃう今の建築とは一味違いますね。
いままで構造デザインていうのを少し馬鹿にしていたところがあって、それは
世の中の奇抜な構造から「こんな新しい構造ができたよ、すごいだろ」っていう声が聞こえてくる気がするから。
設計者の自己満足じゃないかと思って。
だけどそういうのではなく、実現したい何かのために構造から考えていくことは、とりあえず四角から、っていうのよりも本質的な気がします。
そんな構造デザインの落としどころの一つがここにあるような気がする。
一万円の値打ちはあると思うなぁ。
買ったわけじゃないけど・・・。
キャンデラはコンクリート製のHP(ハイパボリック・パラボロイダル)シェルを使って、教会や工場、スポーツ施設など、ドーム状の建物を建てまくった人らしい。
HPシェルっていうのは、四角い布の向かい合う二辺を持ち上げて、別の二辺を下に引っ張るとできるもの。
馬の鞍みたいな形。
面内の応力だけで持っていて、曲げの力はかからない。
だから部材は薄くてよくて、基本の厚みは4センチ!
さらに薄いところは1.5センチ!
これで数十メートルの屋根+壁ができている。
もちろん柱はなし。
自然の貝殻とかと一緒。
そのHPシェルを様々に切り取り、組み合わせることでまったく違う建物が何通りも生み出された。
なんてシステマティックなんだ・・・。
だけどそれだけじゃない。
中の空間が独特なんだと思う。
天井の中心に向けて弧を描くコンクリートのシェルと、スリットから差し込む光。
本からだけじゃあ想像するしかないんだけど、包み込まれるような一種の別世界なんだろう。
代表作に教会が多いのでたぶんそう。
こういうのを見ると、数学得意な人がうらやましくなるなあ。
いよいよ明日から九州。
借りてた囲碁と建築の本を返そうと思って町田の図書館に行くと、第二木曜日は休館。
やむなく返却ポストに返してきたのだが、まだ読んでないのでもう一回借り直そうと思っていた本があった。
吉阪隆正・U 研究室「DISCONT 不連続統一体」。
吉阪隆正とその事務所の様々なプロジェクトや写真、スケッチ、文章を詰め込んだ本。
緻密に書き込まれた図面や油粘土製の模型は、なんだか泥臭いけど建築への情熱に溢れている。
ぱらぱら見るだけでやる気が出る。
帰ってきたらまた借りよう。


